親鸞−救済原理としての絶対他力 / 釈 徹宗 著
師である法然の他力思想に全面的に帰依しながらも、自己の罪業を徹底的に凝視し続けた親鸞。「救いと絶望の同居」という矛盾を抱え続けた親鸞の思想的核心を、真宗学と比較宗教学の視点から浮き彫りにする。釈尊以来の「私が仏になる」という仏教の教えを、「仏が私を救う」へと大きく転換させた法然。<br>親鸞は、師法然の他力思想に帰依しながらも、自らの罪業を凝視して「私だけは救われまい…」と絶望する。<br>「救いと絶望の同居」という矛盾を抱え続けた親鸞の多数の著作から、その思想の核心と人物像の魅力を読み解く。気鋭の比較宗教学研究者であり浄土真宗の僧侶でもある著者による、中級向けの親鸞思想解説書。<br>釈 徹宗 著
佼成出版社
2010年09月
シンラン キユウサイ ゲンリ ト シテ ノ ゼツタイ タリキ
シヤク テツシユウ
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佼成出版社
2010年09月
シンラン キユウサイ ゲンリ ト シテ ノ ゼツタイ タリキ
シヤク テツシユウ
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