ドストエフスキー カラマーゾフの兄弟 / 亀山 郁夫 著
欲望・信仰・黙過・使嗾、そして殺意。人間の深層を描き出すロシア文学の金字塔を、当時のロシア社会を踏まえて平易かつ大胆に解説。「四つの層」と「第二の小説」が読み解きの鍵 【2019年12月のアンコール放送】<br><br>世界文学史上、最高傑作の一つといわれる本作は、ドストエフスキーが人生の集大成として執筆した大長編小説である。家族・宗教・恋愛・嫉妬・善悪・友情・殺人・破滅といった様々なテーマが盛り込まれ、壮大かつスリリングなドラマを展開する傑作を、執筆当時のロシア社会の光と影(農奴解放、投機と拝金主義、キリスト教異端派の存在、社会主義革命の萌芽)を手がかりにロシア文学研究の第一人者が解説。物語が四つの層によって構成されていること、また、この物語の先に「書かれるはず」だった「第二の小説」があることを想定すれば、ドストエフスキーの「意図」が見えてくると著者はいう。難解かつ長大な本作を読み通すためのカギが詰まった一冊。<br>亀山 郁夫 著
NHK出版
2021年10月
ドストエフスキ− カラマ−ゾフ ノ キヨウダイ
カメヤマ イクオ
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NHK出版
2021年10月
ドストエフスキ− カラマ−ゾフ ノ キヨウダイ
カメヤマ イクオ
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