新書太閤記 十一 / 吉川 英治
山崎、賤ケ嶽の合戦と、破竹の勢いで進んできた秀吉軍が、たとえ一部隊にせよ、長久手で家康軍に完敗したことは、今後の戦局、いや政局に微妙な翳を落さずにはおかない。秀吉には苦汁を、家康には遅まきの美酒を。――家康の不撓不屈の闘志と、秀吉の天才的なヨミが激突する。そして秀吉が一歩先を制した。長らく信長の影に隠れていた秀吉の“力”が、ここに全容をみせる。<br>吉川 英治
講談社
1990年08月
シンシヨ タイコウキ 11
ヨシカワ エイジ
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講談社
1990年08月
シンシヨ タイコウキ 11
ヨシカワ エイジ
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