人間と社会のうごきをとらえるフィールドワーク入門
【商品概要】
【商品説明】
フィールドワークにはどんな魅力があるのか。書庫からストリートに出、さらには海外にも足を運んだ実際のフィールドワークを基に、その具体的な進め方や手法を学ぶ。身近な目標となる学生の体験も収録。
【目次】
はしがき
序 章 フィールドワークとは何か――地球の裏側へ/足元へのはるかな旅から(新原道信)
1 はじめに――いまだかたちをとらないうごきをとらえるために
2 あるき・みて・きいて・よみ・しらべ・ふりかえり・ともに考え・かく
3 そもそもフィールドワークをしてよいのか?
4 謙虚に,慎み深く,低きより
5 まず始めてみるための「覚え書き」
6 フィールドワークの「道具立て」
7 ひとまずのまとめ――フィールドワークとは何だろうか?
8 おわりに――フィールドワーカーとの対話にむけて
補遺:フィールドワークの重要事項
第I部 いくつものフィールドワークの道
第1章 民俗学者・宮本常一の足跡をたどる旅から――あるく・みる・きく,そして記録する(木村哲也)
1 旅の始まり
2 白木山からの眺め
3 「景観が語る」ということ
4 “音"の記録は残りにくい
5 フィールドワークと文字資料
6 旅する土地が結び合う
7 庶民に生きる「公正(フェアネス)」の感覚
8 下調べは必要か
9 聞き書きと編集の問題
10 受け売りで話す人,誤りを話す人
11 学問は「遊び」から生まれる
第2章 環境,公害というフィールドから――書庫を介して外へ出る(友澤悠季)
1 はじめに――本章の前提
2 「フィールド」を定めるまで
3 何と出会ったか
4 「壁」を見ながら,作品を書く
5 探究の行き先
第3章 新宿・大久保の路地と小さな祭りから――フィールドを往還する(阪口 毅)
1 はじめに――心の風景
2 フィールドワークの始まり
3 フィールドで何と出会ったのか
4 フィールドワークの「終わり」
5 おわりに――再びフィールドへ
第4章 マニラのボクシング・キャンプから――〈関係史〉として社会をとらえる(石岡丈昇)
1 なぜフィールドワークか
2 事実はまだ現実ではない
3 現れる勇気
4 生活史へ
5 二重写しで見る
6 たどること
第5章 中国の国境地域を生きるムスリムから――意味世界のなかにあって観察し記述する(首藤明和)
1 うごきの原動力となったフィールドワークでの〈こだわり〉は何か?
2 誰の,何と,どのように出会ったのか?
3 いかなる〈智〉を伝えたいか――時間的持続と社会的合意に向けたうごきが構成する場
第6章 イタリア国境地域の人びとの故郷喪失体験から――失敗と隣り合わせのフィールドノーツを書き留める(鈴木鉄忠)
1 素人のフィールドワーク
2 フィールドワークの始まりはどのようなものだったか
3 どのような「壁」に直面し,どう乗り越えたのか
4 フィールドの重要人物にどうしたら会えるか
5 どのように信頼関係を築いたらよいのか
6 おわりに――フィールドワークはいつ終わるか
第7章 ニューヨーク・ハーレムのストリートから――ふれる・まじわる・かんずる,そしてかんがえる(中村 寛)
1 シカゴ市サウスサイド,モスク・マリヤムへ
2 ニューヨーク市ハーレムへ
3 モスクからストリートへ
4 おわりに――フィールドワークについて誰もが学校で習うこと
第II部 旅/フィールドワークする学生たち
解説 旅/フィールドワークする学生たち――フィールドワークの作品が生まれる場を〈ともに〉する(新原道信)
1 はじめに――「見知らぬわが街/家族/わたし」の“社会学的探求"
2 ゆっくりと,やわらかく,深く,耳をすましてきき,勇気をもって,たすけあう
3 見知らぬわが街――両親の故郷への旅/フィールドワーク
4 見知らぬ家族とわたしの歴史への旅/フィールドワーク
5 根源的な悩み――生きることの旅/フィールドワーク
6 おわりに――うまくいかない時のことも書き/描き遺していく
第8章 都営「立川団地」でのかかわりから――プロジェクト型のフィールドワークをともに〈つくる〉(大谷 晃)
1 はじめに――素朴な「疑問」や「違和感」から始める
2 フィールドに行く前に――「事前調査」としてできること
3 フィールドのなかでうごく――関係性に組み込まれるなかで後からわかること
4 おわりに――フィールドの関係性をつなぎ,問いを立てていくという実践
第9章 クアラルンプールでのヨガ実践から――「予想外の事実」を〈ふりかえる〉(栗原美紀)
1 はじめに――個人的な経験に基づく問題関心
2 クアラルンプールに行くきっかけ
3 ヨガの先生たちとの出会いによる視点の変化
4 おわりに――自分の内側にある「予想外」に気づく
第10章 昭島市「八清住宅」と小河内ダムをつなぐ「歴史」から――「来し方」より資料と場所を〈よむ〉(鈴木将平)
1 過去への視点
2 「歴史」のフィールドワーク
3 資料と場所を読んでいる「私」
終 章 こだわり,出会い,すくいとり,うごいていく――人間と社会のうごきをとらえるフィールドワークへ(新原道信)
1 はじめに――ごくふつうの“臨場・臨床の智"
2 うごきの原動力となった「こだわり」は何か?
3 誰の,何と,どのように出会ったのか?――フィールドにつかまれる
4 どのように,〈あるき・みて・きいて・よみ・しらべ・ふりかえり・ともに考え・かく〉という営みをしているのか?――“惑星社会のフィールドワーク"と“未発のコミュニティへのフィールドワーク"
5 「生老病死」と向き合う“内なる惑星のフィールドワーク"
6 “出会い"の意味を“すくい(掬い/救い)とる"
7 日々を生きるデイリーワーク/フィールドワーク
8 これからうごき出す若い人たちへ
フィールドワーカーとの対話
あとがき
人名索引
事項索引
【商品詳細】
商品名:人間と社会のうごきをとらえるフィールドワーク入門
製造元:ミネルヴァ書房
発売日:2022年04月08日
【当店からの連絡】
弊社では複数のプラットフォームで販売しております。
まれに在庫が完売になっている場合があります。
その際はキャンセルさせていただきますのでご了承ください。
【商品説明】
フィールドワークにはどんな魅力があるのか。書庫からストリートに出、さらには海外にも足を運んだ実際のフィールドワークを基に、その具体的な進め方や手法を学ぶ。身近な目標となる学生の体験も収録。
【目次】
はしがき
序 章 フィールドワークとは何か――地球の裏側へ/足元へのはるかな旅から(新原道信)
1 はじめに――いまだかたちをとらないうごきをとらえるために
2 あるき・みて・きいて・よみ・しらべ・ふりかえり・ともに考え・かく
3 そもそもフィールドワークをしてよいのか?
4 謙虚に,慎み深く,低きより
5 まず始めてみるための「覚え書き」
6 フィールドワークの「道具立て」
7 ひとまずのまとめ――フィールドワークとは何だろうか?
8 おわりに――フィールドワーカーとの対話にむけて
補遺:フィールドワークの重要事項
第I部 いくつものフィールドワークの道
第1章 民俗学者・宮本常一の足跡をたどる旅から――あるく・みる・きく,そして記録する(木村哲也)
1 旅の始まり
2 白木山からの眺め
3 「景観が語る」ということ
4 “音"の記録は残りにくい
5 フィールドワークと文字資料
6 旅する土地が結び合う
7 庶民に生きる「公正(フェアネス)」の感覚
8 下調べは必要か
9 聞き書きと編集の問題
10 受け売りで話す人,誤りを話す人
11 学問は「遊び」から生まれる
第2章 環境,公害というフィールドから――書庫を介して外へ出る(友澤悠季)
1 はじめに――本章の前提
2 「フィールド」を定めるまで
3 何と出会ったか
4 「壁」を見ながら,作品を書く
5 探究の行き先
第3章 新宿・大久保の路地と小さな祭りから――フィールドを往還する(阪口 毅)
1 はじめに――心の風景
2 フィールドワークの始まり
3 フィールドで何と出会ったのか
4 フィールドワークの「終わり」
5 おわりに――再びフィールドへ
第4章 マニラのボクシング・キャンプから――〈関係史〉として社会をとらえる(石岡丈昇)
1 なぜフィールドワークか
2 事実はまだ現実ではない
3 現れる勇気
4 生活史へ
5 二重写しで見る
6 たどること
第5章 中国の国境地域を生きるムスリムから――意味世界のなかにあって観察し記述する(首藤明和)
1 うごきの原動力となったフィールドワークでの〈こだわり〉は何か?
2 誰の,何と,どのように出会ったのか?
3 いかなる〈智〉を伝えたいか――時間的持続と社会的合意に向けたうごきが構成する場
第6章 イタリア国境地域の人びとの故郷喪失体験から――失敗と隣り合わせのフィールドノーツを書き留める(鈴木鉄忠)
1 素人のフィールドワーク
2 フィールドワークの始まりはどのようなものだったか
3 どのような「壁」に直面し,どう乗り越えたのか
4 フィールドの重要人物にどうしたら会えるか
5 どのように信頼関係を築いたらよいのか
6 おわりに――フィールドワークはいつ終わるか
第7章 ニューヨーク・ハーレムのストリートから――ふれる・まじわる・かんずる,そしてかんがえる(中村 寛)
1 シカゴ市サウスサイド,モスク・マリヤムへ
2 ニューヨーク市ハーレムへ
3 モスクからストリートへ
4 おわりに――フィールドワークについて誰もが学校で習うこと
第II部 旅/フィールドワークする学生たち
解説 旅/フィールドワークする学生たち――フィールドワークの作品が生まれる場を〈ともに〉する(新原道信)
1 はじめに――「見知らぬわが街/家族/わたし」の“社会学的探求"
2 ゆっくりと,やわらかく,深く,耳をすましてきき,勇気をもって,たすけあう
3 見知らぬわが街――両親の故郷への旅/フィールドワーク
4 見知らぬ家族とわたしの歴史への旅/フィールドワーク
5 根源的な悩み――生きることの旅/フィールドワーク
6 おわりに――うまくいかない時のことも書き/描き遺していく
第8章 都営「立川団地」でのかかわりから――プロジェクト型のフィールドワークをともに〈つくる〉(大谷 晃)
1 はじめに――素朴な「疑問」や「違和感」から始める
2 フィールドに行く前に――「事前調査」としてできること
3 フィールドのなかでうごく――関係性に組み込まれるなかで後からわかること
4 おわりに――フィールドの関係性をつなぎ,問いを立てていくという実践
第9章 クアラルンプールでのヨガ実践から――「予想外の事実」を〈ふりかえる〉(栗原美紀)
1 はじめに――個人的な経験に基づく問題関心
2 クアラルンプールに行くきっかけ
3 ヨガの先生たちとの出会いによる視点の変化
4 おわりに――自分の内側にある「予想外」に気づく
第10章 昭島市「八清住宅」と小河内ダムをつなぐ「歴史」から――「来し方」より資料と場所を〈よむ〉(鈴木将平)
1 過去への視点
2 「歴史」のフィールドワーク
3 資料と場所を読んでいる「私」
終 章 こだわり,出会い,すくいとり,うごいていく――人間と社会のうごきをとらえるフィールドワークへ(新原道信)
1 はじめに――ごくふつうの“臨場・臨床の智"
2 うごきの原動力となった「こだわり」は何か?
3 誰の,何と,どのように出会ったのか?――フィールドにつかまれる
4 どのように,〈あるき・みて・きいて・よみ・しらべ・ふりかえり・ともに考え・かく〉という営みをしているのか?――“惑星社会のフィールドワーク"と“未発のコミュニティへのフィールドワーク"
5 「生老病死」と向き合う“内なる惑星のフィールドワーク"
6 “出会い"の意味を“すくい(掬い/救い)とる"
7 日々を生きるデイリーワーク/フィールドワーク
8 これからうごき出す若い人たちへ
フィールドワーカーとの対話
あとがき
人名索引
事項索引
【商品詳細】
商品名:人間と社会のうごきをとらえるフィールドワーク入門
製造元:ミネルヴァ書房
発売日:2022年04月08日
【当店からの連絡】
弊社では複数のプラットフォームで販売しております。
まれに在庫が完売になっている場合があります。
その際はキャンセルさせていただきますのでご了承ください。