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M4911●江戸明治和本等>〈武家必用〉甲冑着用早学 練武館主人 安政 武家故実
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●江戸明治和本●〈武家必用〉甲冑着用早学
【判型】中本2巻2冊。縦182粍。
【作者】練武館主人編・序。
【年代等】安政元年春序・刊。[?]練武館板。
【備考】分類「武家故実」。『〈武家必用〉甲冑着用早学』は、序文に「武夫は、治世に居て乱を不忘を本意とす」という考えに基づき、その実践例の一つである甲冑着用の手順やあらましを、村井昌弘作、享保14年刊『単騎要略被甲辨』に基づき、特に単騎に要用の事柄を初学者のために図解入りで説いたもの。上巻は、巻頭に「東照宮御麾(オンキ)之図」「保呂衣之図」「母衣(ホロ)ヲカブリテ矢ヲフセグ図」「矢保呂之図・同後ノ図」を掲げ、甲冑を一人で着用する一つの方法を図解入りで順々に説明する。最初にその手順を簡単に述べた後、
「褌」「襯衣(シタギ)」「衣帯(オビ)」「小袴(コバカマ)」「足袋」「脚絆」「草鞋(ワランジ)」「脚当(スネアテ)」「佩楯(ハイダテ)」「决拾(ユカケ)」「臂罩(コテ)」「脇曳(ワキヒキ)」「身甲(ドウ)」「表帯(ウワオビ)」「肩罩(ソデ)」「短刀」「佩刀(カタナ)」「喉輪(ノドワ)」「抹頟(ハチマキ)」「頬当」「頭盔(カブト)」、さらに続けて「背旗(サシモノ)」「鎗「糧嚢」」「軍扇」以下の武具や小道具・装束等のほか、兜・鎧等の名所(部分の名称)や作法等について記す。下巻は、上巻の異伝・諸説を補う。例えば、腰当の様々な形を図解したり、咽輪・面頬や兜着用法・幌のバリエーションなどを図解入りで示す。
★原装・題簽欠・状態並み(虫損補修*判読困難箇所あり)。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、下巻1冊が、5,500円】。
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