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絶版 稀覯本 名著 雑誌『太陽』と国民文化の形成 背に傷 2001
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鈴木貞美定価13,200 円 思文閣出版

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国際日本文化研究センターでの6年にわたる共同研究をもとにした、初の本格的な『太陽』研究。明治28年(1895)から昭和3年(1928)まで通刊531冊を数えた総合雑誌の検討を通じて、文化研究に新たなシーンを拓く。1では『太陽』の性格とその周辺、2では社主・編集長・執筆陣など、3では国際関係やナショナリズムを、4では個別のトピックスを分析した論考を収め、巻末に人名索引を付した。
Ⅰ鈴木 貞美 明治期『太陽』の沿革、および位置大和田 茂 『太陽』創刊号の反響 原秀成 近代の法とメディア―博文館のモデルとしての欧米―金子務 初期『太陽』に見る明治写真術の展開Ⅱ山口 昌男 明治出版界の光と闇―博文館の興亡―坪内 祐三 編集者大橋乙羽小田三千子 『太陽』英文欄―英学者、神田乃武のことなど―大和田 茂 編輯主幹・浮田和民の位置Ⅲ北岡 伸一 初期『太陽』に見るアメリカ像―日清日露戦間期日本外交に関する一考察― 銭鴎 日清戦争直後における対中国観及び日本のセルフイメージ―『太陽』第一巻を通して― 三谷 憲正 博文館『太陽』と朝鮮―「併合」に至る《喩》を中心として― 竹村 民郎 19世紀末葉日本における海洋認識の諸類型―創刊期『太陽』に関連して― 佐藤 一樹 余白欄のアジア主義―大正期『太陽』の詩文欄と児玉花外―鈴木 貞美 明治期『太陽』に国民国家主義の変遷を読むⅣ石田 秀実 19世紀末日本における科学主義と国家主義の結びつき『太陽』の記事をフィルターにして 国定教科書問題と『太陽』 明治期『太陽』の翻訳文学紹介をめぐって 林正子 『太陽』に読む明治日本のドイツ文明批評と自己探究―ドイツ関連記事と樗牛・嘲風の評論を視座として―『太陽』はトルストイ「日露非戦論」を如何に伝えたかリース・モートン 総合雑誌『太陽』と『女學雑誌』に見られる恋愛観―1895年~1905年―佐藤バーバラ 増刊「近時之婦人問題」と家庭の理念ウルリケ・ヴェール 大正初期の総合雑誌と「婦人問題」―「新しい女」を掲げて『太陽』を凌駕しようとした『中央公論』―
 鈴木 貞美 本共同研究の方法的意義―あとがきにかえて―
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