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墓標なき八万の死者 満蒙開拓団の壊滅 中公文庫
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経年によるヤケがあります。ヤケ以外は良好なコンディションだと思います。中古本であることをご理解いただきご検討いただければと思います。本の状態ができるだけわかるように写真を撮りましたのでご覧いただければと思います。

中公文庫 墓標なき八万の死者 - 満蒙開拓団の壊滅 角田房子 中央公論新社(1991/08発売)

五族協和を理想として教えられ、国のためと信じて大陸に生涯を捧げる決心で故郷の地を離れた満蒙開拓団ーしかしその最期はあまりにも悲惨であった。綿密な調査にもとづく実録は、この悲劇の根源がどこにあるかを訴える。

明治時代の中半頃から日本の人口が増えると、人口を吸収する産業が未発達で農業人口に偏っていたため、朝鮮、中国はその捌け口として考えられた。1932年満州国が成立すると「満州は日本の生命線」とのスローガンで150万を目標として満州蒙古に開拓団が入植が開始される。将来の満州支配の尖兵、足腰とも期待された。広大な大陸での成功を夢見て農家の次男坊以下が積極的に参加していくが、農家のほかには開拓団に参加することで徴兵を免れるという動機も含まれていたようだ。しかし、日本での土地、家屋を売り払って資金を作り、当時の交通事情からみて開拓に入るだけでも2−3週間はかかった僻地に入るのは勇気のいることである。その一方、あてがわれた土地というのは満州人のもっていた中でも条件のよいところもあったので、追い出された満州人にとっては怨みを買うことになったであろう。また、日本人は支配者として、中国人を劣等視して、使用人として安く雇った。 ところが、日本の敗戦の色が濃くなると、絶対的信頼を置いていた、守ってくれるべき「精鋭」関東軍がロシアの参戦に先駆けて、開拓民の引き上げを誘導せず、置き去りにしたまま守備を縮小してしまう。中国人、満州人の方が日本の敗戦を見越して日本人を襲うようになり、財産はとられ、農地からも追い出される。乞食同然で広大な満州を彷徨い、自分の子供さえも捨てたり売ったりし、飢餓から逃れ、ロシア人の性的暴力から逃れるために満州人と結婚していく悲惨な逃避行をしていく。
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